少女マンガでよくある恋の始まるシチュエーション。
たとえば、何か困っているときに助けてもらう、とか。
たまたまぶつかった彼にひとめぼれ、とか。
怪我をして保健室に運んでもらう、とか。
みなさんはそういう経験されたことありますか?
私はなかなか素敵な出会い方をしたことがあります。
高校2年のとき。
体の弱かった私は貧血でふらふらになりながら帰宅。
自転車に乗ってたものの、ふらふらして危なすぎるため自転車を押していってました。
そのうちついに路上でぱたり。
運悪く自転車が上に倒れてきて。
ただでさえ身動きとれないのに、上に乗った自転車のせいで指一本動かせません。
遠のく意識の中、このまま自転車につぶされて死ぬのかなぁ、なんて考えてました。
そこへ他校の制服の男子高生が!
「大丈夫?」と声かけながら助けてくれました。
近くのお店に頼んで救急車呼んでくれて。
救急車くるまで近くで看病してくれて。
搬送された病院まできて、身内がきてくれるまでつきそってくれてたらしいです。
同い年で容姿もなかなか、さわやかな好青年でした。
もう少女マンガならここで恋は始まってるはず!
彼からしたらただの人助けであっても、辛いところを助けられた私は彼に恋するはずです!
でも、現実はそうじゃないんですよねぇ…
もう申し訳ないのとありがたいので恐縮してしまって。
お礼に伺ったときも、ひたすら頭下げてた覚えがあります。
あと寝転がってるところを若い男性に見られたのも恥ずかしかった気が…
昨日きた友だちとも話していたのですが、
そういうシチュエーションに陥ってたときってそれどころじゃないですよね。
そういうハプニングをしっかり恋に結び付けられるのって、
常に恋愛モード満開とか、そういう人じゃないとなかなか…
そこをきっちり恋に結びつける少女マンガの主人公は
その一点に於いてだけでも主人公になる資格があるのでしょうね。